2018-01-01から1年間の記事一覧

電話ひとつで終わること

手が弾けて震える声、離したくない 太陽とジュラルミンでできたPM2時 続けるFM 全て忘れなさい 湯船に見た三途、助けてと三度「名を下さい」

バージンヘア

バージンヘア 鉛筆の芯から見えた世界を救おう 有義波高で測る我々の生涯を 朝日と夜空に恵まれる運命を 君の両足によく合う靴を 祈ることさえ今日この日迄とは

第三者

足にかけた心象と 外から見ていた草原に 走り去る君、幸多かれ

とどまるスポットの雪

貸し出しカードの鶴で 買い出しに出るはずで 平日5日と土曜日のクッキー 余れば日曜、はじめての朝

無糖

街と町の味をみた 強く降らない雨の生を 力づくでも片付ける

苦い

熱い夜の発汗に 君は何を許すのか 使えない腕時計の 針が止まる訳もない

公式的要素

U字フックを辞めた 表情があたたかく滴ることの 間違いを今日は探している

見兼ねて正午

足りない心拍数を経て 垂直ドアを持ち上げた 窓際に君がいて 貝を丁寧に剥いている

ドコカイコウ

海に帰れば取り除けない肉親 冷暖房の無い石灰が 蓄えならん、考古学者の目

新調

君が跳ね返しに昇格して 人形は反転よりも空腹だった まだ世間の一部でいて 僕らの話でもすれば良いのに

間に合いませんか?借りますか?

明日の朝には嗚咽になって 犬の散歩、自称的に隠した 死んでしまえのレ点を 探せない君が嫌いだ

あいにくポタージュ

体育館、捨て場が無い 紹介に神学を拾うが 鎮静など、運命など 又、この頃快晴など

選択アレルギー

遠く浅い濃紺がある 地層の中でかるたをしよう 生温い滑舌に 底知れぬ灰化を食らう ____________________ こんばんは。 昔は夜に電気を消して過ごすことが不可能だったのですが(暗闇がとても怖いのです。)、最近は電気を消して過ごすことも増えました。 そう…

じめまして、昭架(ショウカ)です。 ぽそぽそと小説・自由詩を書いています。 見てね。

2018.05.20

サンズイ航海 垂直な15センチ定規の上を あたかも己、人生初のスキップで 通り過ぎていく君がいた しょっぱい泡を吹き込んで 水揚げした僕を見て 泣いていたというものだ あの日は僕の日であった あの日は君の日であった あの200点の夜である 帰らなけ…